ボランティアで英会話教室

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(次男のフラワーアレンジメントならぬ、雑草アレンジメントです。次男らしい作品です。)


今回の日本帰省で初めて試みたもの、それは長男(10歳)、次男(7歳)、長女(3歳)を携えての「無料英会話教室」でした。
以前から挑戦してみたかったものの、長女が小さかったこともあり勇気が出ず、今回は彼女が英語で歌を歌ったりなど一緒に楽しめるようになったので、5月と6月の1か月ずつ合計3クラス(平均8名)を教えることができました。


「教える」とはいえど、上から目線では無く「英語で一緒に楽しむ」ということを念頭においての英会話教室でした。


もともと、このアイデアは息子たちのものでは無く、私のものでした。
私の故郷は長崎のど田舎の人口5000人の町で、外国人なんて当時小学6年生の私は見たことも話をしたこともありませんでした。そんな時、夏休みにインドネシアとマレーシアから1か月間ほど英語を紹介しに2人の女性がやってきました。
その2人を見て、「外国にはこんなに肌の色の濃くて顔立ちの違う人たちがいるんだ、違う言葉を話す人がいるんだ~」ととても驚いたの今でもはっきりと覚えています。しかも、その女性の一人がしていたアンクレットに目が釘づけでした。


井の中の蛙だった田舎者の私には、これが「外」の世界を垣間見た瞬間でした。
そして、英語で簡単な会話を習い、それでコミュニケーションが成り立つ、小学生の私にはすごい経験でした。
通じた時の喜びは計り知れないものでした。とにかく楽しい。
今考えると、これが私が後に海外に出たいと思うようになったきっかけだったのですね。


その「外の世界に目を向ける」「外にはいろいろな世界、人々、生き方があるんだよ」と小さかったころの私のような小さな田舎しか知らない地元の子供たちにきっかけを作ることができたらと思い、半分外国の血をひく息子達と娘に協力してもらい今回実行に移したわけでした。


また、私の母校の小学校にお世話になり地域の皆さんにも子供達にも色々と良くして頂いたので、少しでもその恩を私たちが出来ることで返せたらということも理由の一つでした。


前述したように、英会話教室の内容は「英語を楽しむ」ということを目的とし、1時間の間にちょっとした英会話、英語の歌、英語の本読み、ゲーム(もしくは実験)を織り交ぜました。
毎回英会話教室が始まる数日前と当日は息子達とミーティングをし、何を教えるか、どんな歌やゲームをするかなどの話し合いや時に練習もしました。


長男にとっても次男にとっても、毎回それぞれ絵本を読むときには英語のリーディングの良い練習になり、英会話のレッスンも大部分を担ってくれたり、ゲームのやり方説明やリードもうまく英語と日本語を使い分けながらやっていました。
毎回英会話教室の後には息子たちとフィードバックをし、面白いことに息子達からは「ここは失敗だった」「ここは次はこういう風にしたらどう?」「○○ちゃんの顔はあんまり楽しんでなかったよ」など、色々と指摘やアイデアが出てきたことでした。長男は英語をすでに知っている子は全く知らないことグループ分けをして、別に教えることを提案し、それを実践もしてみました。
娘は娘で英語の歌を歌うときは、胸を張って歌っていました。ミーティングの時は「英語の歌は私が教えるから」と(笑)ちゃっかり自分のパートも確保していました。(英会話教室に来てくれた女の子たちは娘と歌を歌ったり踊ったりするのを楽しんでる子たちもいました。)


ただ、全てが上手くいったわけではありませんでした。
長男は英語をお友達に教えるのを楽しんでいましたが、次男はお友達と英語なんてお勉強するよりは走り回って遊びたいという気持ちが先行し、おとなしくしてもらうだけで大変だった時も何度もありました。兄弟喧嘩をするときもありましたし、やはり自分1人で英語を教えるのがどんなに楽か、また自分の子供たちをカバーしながら良さを出して、他の子供たちを教える大変さも今回痛感しました。でも、やはり次男のようにハチャメチャで落ち着きのない子でも、「ここはこれをしっかりお友達に教えてね。君が先生なんだからね」と託すと案外しっかりとやってくれる時もありました。


とにかく、息子達も私もこの2か月の英会話教室の経験から色々なことを学びました。
通って下さった子供たちの保護者さん方からは「無料で申し訳ないわ~」という声が多々あったのですが、こちらはお金に換えられないとても貴重な経験をさせて頂きました。

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