ホームスクールへ戻すか

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(ドイツ南部の風景)


暖かい冬です。
2月なのに20℃近くの温かさが数日続きました。
今年の冬は特に雪が少なく、息子たちの大好きなそり滑りも一度のみ。


学校から帰ってきても息子達の「ただいま~、おかあさ~ん」という声しか聞こえません。
実際は玄関のドアを開けて、バックパック(日本でいうランドセル)を家の中に投げ入れて、家には入らずに外で暗くなるまで遊び続ける息子達です。この冬はこんな感じが多いです。


息子たちが外で遊び続けている間、私は夕飯の支度をしながら外をチラチラ確認するのですが、この間はふと見ると次男が裏の雑木林の木からぶら下がる枯れた植物の蔓(つる)に捕まりターザンをやっていました。
後で長男が言うところには、次男はターザンしてトゲのある植物が密集している所に誤って飛び込んで行きひどく泣いたそうですが、それでも何度も自分の目標とするランディングポイントに飛び降りれるように挑戦していたらしいとのこと。
次男らしいというか。学ばないというか。。。( ゚Д゚) いや、学んでいるんですよね、こうやって。


我が家の前の行き止まりや裏庭で、近所の子達と10人くらいで(6歳~10歳)集まりフットボールやキックボールをすることもこの冬は多いです。フットボールの時はタックルしないように特に気を付けて見ています。タックルしようものなら「ツーハンドにしなさい~!!」と家の中から外の子供たちに向かって叫ぶおばちゃん(=私)です。ツーハンドはタックルする代わりに背中に両手をタッチすることです。女の子いるし怪我もさせられないしで、目が離せません。


さて話は変わって、実は最近ずっと考えていることがあります。


それは長男(9歳)と次男(7歳)を今年8月中旬の新学年からホームスクールに戻すということです。


大きな理由としては2つあります。


1つは長男がホームスクールに戻してほしいと懇願していること。

そして、もう一つは長男の身体のことを考えてのこと、です。


長男は算数が好きなのですが学校では相当退屈をしている様子で、持って帰ってくるプリントを見てもその物足りなさは親として理解できていたのです。家で一緒にサプリメント的なことをして、「最接近領域」にアプローチすると本当に楽しそうに算数の問題を解きます。「僕は学校の算数の時間何も学んでないよ。退屈でしかたないんだよ」と言うし、理科は「ハンズオンじゃなく、ただ読んで知識を覚えるだけで全然楽しくない。ホームスクールしている時が色々と実験出来て楽しかった」と言うのです。


そして、長男は毎日朝起きるとまず本に手を伸ばします。
就寝前もそうです。本を読むのが大好きで8歳から9歳にかけて「ハリーポターシリーズ」を読み終えましたが、夢中になると就寝時間を過ぎても寝ないので本を取り上げないといけないくらいです。
学校では勿論、毎日本読みの時間が楽しみの1つなのだそうです。
アメリカ公立小学校はとにかくスペリングテスト、教科書のチャプターを終わるごとにまとめのテストなど、そのまとめのテストの準備の為のテスト、MAPテスト、生徒個人の学びの為というより、テストの為の予習するという意味合いの勉強が多いのですが、それで読書の時間も潰され、昼食の時間も削られるという感じです。


食べるのが人より遅い長男は昼食をほとんど残して帰ってきます。
それで私と言い合いになることも多々なのです。
同級生がどんどん大きくなっていく中、息子は背だけ伸びて爪楊枝のよう。


次男は次男で昼食は完食して帰ってくるのですが、食べ方が普通の食べ方から詰め込み型の食べ方に変わってしまい、明らかに短すぎる学校の昼食時間(予定20分、実際10分強)に私も不満を募らせています。この件に関しては、以前担任の先生や校長先生にも直接意見をしましたが、改善の兆しはないです。大体どこの公立も私立もアメリカの小学校は昼食の時間は20分程だと思います。


この2点、特に長男の身体が心配なことから、新学年からホームスクールに切り替えようと考えています。


他に付け加えるとすると、アメリカの先生の生徒へのモチベーションのつけ方にも疑問があり、生徒たちの学習のモチベーションを上げるために、本を何冊か読むと大きなチョコレートバー、先生が指定した本を読み終えると$20ギフトカード、掛け算を覚えるとアイスクリームサンデー、学習態度が良くて「よくできましたチケット」がたくさんたまるとマクドナルドから先生が1食買ってきて一緒に食べる、他にもチケットを炭酸飲料に替えてくれるなど、生徒自身の学習意欲向上と言うより物でごまかしている様に受け取れます。身体にも悪いしで、日本の学校に通った私にはどうにも馴染めません。これは息子たちの学校だけなのかもしれません。これにも毎年直接担任の先生に私からお願いはしているのですが。


先生によっても教室内のインセンティブ(報酬制度)もクラスルームマネージメントも異なってくるのですが、今学年の長男の担任の先生はモチベーションが低いというか、仕事はあくまで給料の為にやっていることという感じの先生で長男の宿題も未だに一桁の足し算のようなものもあり、次男の宿題かと間違えることもありました。でも、前学年長男を受け持ってくれた先生はモチベーションの高い先生で、生徒の学力によって学習内容を調整してくれたり、生徒の健康を考慮して甘いインセンティブが極端に少なかったりと限られた時間やリソースの中でも最大限に子供の為に色々とやって下さった先生でした。


薄給の教師でも、その先生によって姿勢は様々です。
(周りを見渡すと、新卒ソフトウェアエンジニアが初任給700万、公立小学校教師10年以上で600万、私立小学校が働いている年数はわかりませんがフルタイムで200万、大学卒から定年まで公立小学校教師として働いてやっと年収1千万、というのが現状です。すべて本人や学区の資料からの情報なので正確です。ちなみに上記の600万と1千万はお給料が良い学区での話です。)


そういうことで、最近空いた時間に息子たちのカリキュラムを物色しているところです。
これについてはまた別の機会に書く予定です。
そしてホームスクールをすることに対しての私の中の葛藤も別の機会に書きたいと思います。

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