カルチャーショック

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(写真と今回の内容は関係ありません。息子たちが大好きな宝物たち)


過去に日本の海や東欧の天然水プールで溺れたことのある長男(9)。
溺れるとはいっても、私の目の前で水を少量飲み込むくらいのものですが、釣り好きなことや夏に家族で海や川へ遊びに行くことが多いので、そろそろ「ライフセービング・スキル」として泳ぎ方を覚えた方が良いと長男に話をしてみました。

すると、長男も同じように思っていた様子で、小さい頃に一度「水泳をならわないか?」と相談したときにはすぐに断られたものの、今回は行く気満々の様子でした。いつも長男と一緒に遊ぶのが大好きな次男(6)も行きたいといい、一緒に通うことになりました。

日本のスイミングとは違い、アメリカの子供のスポーツ(部活)はシーズンで行われます。
ここでは我が子が通うアメリカのI州の公立小学校の話です。
公立小学校に隣接されている市のパークディストリクトが主にスポーツのクラス、期間、時間帯、先生などをあらかじめ決めて、その中からやりたい住民(ベビーからお年寄りまで)が費用を負担して参加するという形をとっています。
例えば、サッカーやアメフトをやりたい子供達も毎年8月中旬に始まり、11月ごろに終わる期間限定でプレーを楽しんでいます。
バスケットなどの他の競技も同じく、日本の部活のように参加したらずっと自分が辞めると決断するまでやるのではなく、毎年同じ期間にやりたければやるというスタンスです。

結局長男と次男は5月に週2回30分水泳コースを1か月間、6月と7月に週2回毎日30分コースを3回立て続けに取り、顔を水につけることさえできなかった次男も25mとはいかずともその半分を泳げるようになりました。長男は顔は少しつけれたけれど全く泳げなかった状態からクロールと背泳ぎ25mを泳げるようになりました。今では、嫌がっていた冷たい水も克服し、プールに行けば魚のように泳いでいるし、ダイビングボードから4メートルのプールにもジャンプすることも楽しめるようになり、深いプールのところで長く浮いていることもできるようになりました。

私自身、子供が「やりたい」と自分から言ってこないことをさせるのはあまり好きではなかったのですが、やはり「生死」にかかわることなので水泳コースに登録してよかったと思いました。
アメリカでは庭にプールのある家庭が多く、友達の家のプールに遊びに行くということもあるのですが、いくら相手の親御さんの監視を信用しているとはいえ不安だし、「泳げない」子を預けるというのもちょっと気が引けますが、泳げると子供達も友達とプールで遊べることをもっと楽しめるようになったし、私も少し安心です。

今は長男は自分が参加希望していたアメフトをやっているのですが、それが終わって彼がまた水泳をやりたいといえばまた水泳コースを取るかもしれません。

子供がやりたいといわないスポーツ(水泳)を今回初めて「やってみたら」と促して息子たちの様子を見てきましたが、始めこそは不安だったものの、本人たちも2回3回とやるうちに「あー、もうスイミング終わっちゃった。早く次がこないかな」と言っては毎日のレッスンを心待ちにするようになりました。そして、2回3回と続けるうちに「できること」が楽しくなって、「もっと挑戦したい」と思えるようになっていることが垣間見えました。子供たちの「やりたいという気持ち」が自分の「できること」を広げている様子を水泳を通して見た瞬間でした。


さて、前置きはかなり長くなりましたが、「カルチャーショック」についてです。


その水泳コースに6歳と3歳の女の子をいつも連れてくる白人30代の女性がいました。
話をしてみると我が息子たちが通う小学校で4年生の担任をしているということでした。
ブロンドの長髪で30代後半というところの感じのよさそうなママでした。
朗らかな3歳の子と物静かな6歳の子がかわりばんこに泳いでいました。

また違う日ですが、刺青が肩から肘までいっぱいと膝から足首いっぱいに入っている男性を同じプールで見ました。
子供たちはこの間の女性が連れていた3歳と6歳の女の子でした。
お父さんだったのですね。
アメリカでは日本と違い、刺青はファッションという感覚なのだと思いますが、小さいのをちょこちょこっと入れている人たちはたくさんいます。大学時代の白人のルームメイトも「16歳の誕生日に腰に蝶の刺青を彫ってもらったの」と言ってたし、夏になると足のくるぶしあたりに刺青が入っている人たちをよく見かけます。

話は戻り、また別の日に今度はタンクトップを来た同じ女の子たちのお母さん後ろから見るチャンスがあったのですが、肩の後ろ一面にぐわーっと刺青が入っていました。
遠山の金さん状態。でもそれよりも大きく上半身の背中半分といった感じでした。

それが今回の「カルチャーショック」です。

学校の先生が刺青をしている、ということが日本人の私が少し困惑してしまったということです。
実はその先生の旦那さんも中学校の先生らしく、日本でいえば「先生は少なからずとも生徒の模範」となるべきだと思いますが、刺青か…と理解に苦しみました。

アメリカに来て15年になり、色々な学校の先生も見てきましたが、刺青を入れている(少なくとも外に大々的に見えるように)先生はこのお二人が初めてでした。


久々のカルチャーショックでした。




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